「問題のあるレストラン」

「問題のあるレストラン」を、「最高の離婚」が面白かったので見ようと思ってずっと見ていたんです。で、今しがた録画してあった最終回を見終わったのですが、わ、すごい、気持ちの悪い最終回!ちょっとびっくりした。

雨木社長がさいごまでどこからもどこまでも救われなかったの、このひとはこのループの中で生きていくんだってのが壮絶。しかも親からのループで、そのうえ息子にも続きそうだなんて(ちかちゃんが、眠れる森の美女に出てくる魔法使いのごとく、呪いをとくためのおまじないを教えていたけど)

たま子の見た夢が、映画「マルホランドドライブ」並の悪夢のようというか、いやいい夢なんだけど、あんまりにも幸せではかな過ぎてむなしくて、それがまた壮絶だと思った。たま子はこれを夢見て生きているのかと思うと怖いくらいに悲しい。
生きている限りなにかしら問題は起こり続けるし、いつだって本当にはなんにも解決しないし、誰かは誰かを傷つけるし、誰かは誰かに傷つけられるし、そんなのどこにでも転がっている単なる現実で、でも生きていることが奇跡なんだって胸に刻みながら、ふんばって肯定していくんだなあ…


最終的になんかこう…噛んだときにジャリッとなにか(砂とか、土とか、石とか)が口の中に残るようなドラマでした…