ひみつのひきだしあけた? 

読んだ本のメモ。
(主に絵本)


『ひみつのひきだしあけた?』あまんきみこ/やまわきゆりこ

おばあさんの身体の線がリアルの実感がこもっていながら素朴に可愛くて、やまわきゆりこさんの絵のうまさについて改めて考えさせられる。何を描いてもシンプルに可愛らしく、実感がこもっていて、誠実な誠実な絵だ。

部屋の中、なんでもない描写が愛おしい。机の上のしゃしんたて、いちりんのばら、よこに下がったドライフラワー、手提げ袋。
机の横のベゴニア、カレンソウ(?)
こんな可愛い絵がどうやったら描けるんだろう。
家に穴をあけてまで引き出しが伸びていくというアイディアがとにかく秀逸。ひきだしのなかの宝物みたいなガラクタたち。
貝殻、まつぼっくり、民芸品、小さなビスクドール?金時計、クリップ、料理レシピ帳、ボタン、鉛筆。