J-WAVE

岡田准一君が、J-WAVEでパーソナリティーをつとめるそうだ。
びっくり。番組として聞いて面白いものになるのかどうかはともかく、本人には間違いなくプラスになることだろうから、岡田君はつくづく恵まれているなあと思う。
ただ、岡田君はあんまり知性派とか美形とか、そういうイメージで売らないほうがいいと思うんだけどなあ。いくら顔が美しいからといって、だから「美形」であるかといえばそれは違うし、本を読むのが好きな子が知的かといえば、そんなこともないだろう。
私は岡田君の隙の多いたたずまいや発言が、「このひとだいじょうぶかなあ?」という気持ちにさせられて好きだ。岡田君というひとは、隙の多い言動を繰り返しつつ、あれこれ迷いながら前のめりにガツガツしている印象だ。
ananでヌードになったとき、正直どうなの?それ?何狙い?と、とても疑問に思ったんだけど、だってヌードになってわかりやすい「セクシー」を売ることは岡田君にはあんまり向いていないように思えたものだから。でもヌードになったのも、仕事や将来に対する貪欲さからきているみたいで(その後出演したTBSジャストで、『大人』を意識した仕事もくるようになった。拒まずになんでも挑戦していこうと思っているという主旨のことを発言)、それは必ずしもスマートな方法じゃないし、必要なこととも思えないけど、しかしまあ、そういう、岡田君の融通きかずに生真面目に貪欲に挑戦するさまは、なんだか若い感じで、いいよなあ。立派だなあ。と思う。
だけど最近特に思うけど、世間て、供給されたものごとを本当に、わりに額面どおりに受け取るんだよね。ずいぶんと知名度もあがったことだし、そろそろ岡田君と岡田君のまわりのスタッフは「岡田君が世間からどう見られているか」を、もうちょっと客観的に考えながらプレゼンテーションしていってもいいんじゃないかな。いやもちろん、考えての結果、こういうふうになっているんだろうけど。だけど少なくとも、あんまりわかりやすく「美形」ってとこをプッシュするのはやめたほうがいいんじゃないかと思うんだけどな。