2014-01-01から1年間の記事一覧

東京都庭園美術館

「アーキテクツ/1933/Shirokane」展 + 「内藤礼 信の感情」展改修されてリニューアルオープンした庭園美術館を「建築」という観点から見せながら、同時にその同じ空間で、内藤礼さんによるインスタレーション「信の感情」展が開かれていました。建物のあち…

バカリズム×森山直太朗

SWITCHインタビュー 達人達 「バカリズム×森山直太朗」 ああ、これはすごく面白かった。教えていただいて見た番組ですが、見られてよかった。枡野さんの創作についての話はすごく面白かったんだけど、でもそれとは別に印象に残ったのは、話しているとき、ど…

映画『プレステージ』

『プレステージ』の続き。たまたま迷い込んでこの文章を読んでしまう方もいらっしゃるかもしれないので念のためさいしょに書きますが、たぶん、かなりネタばれしてます。 魂を売ってしまうほどなにかに魅入られることに一抹のあこがれはあるけれども、でも実…

映画『プレステージ』

クリストファー・ノーラン監督。憎悪と嫉妬がからまった奇術師二人のお話。ああ、これはすごい。壮絶。さいしょはちょっとぼんやりした気持ちで見てしまったのです。だけど一度見終わって「あそこはどういう意味だったろう?」と見返していくうちに、単純な…

立原正秋『冬の旅』

駅前のスーパーで古本市が開かれていて、なにも買うつもりなく通り過ぎたのに、遠目からなんとなく青い表紙が目にとまったので戻って買ってしまいました。あと題名が好きだと思ったので。50円。面白かった。愛憎と生きてゆくことの孤独、それらについての因…

高倉健

いろいろなことに一段落ついて晴れ晴れとした気持ち。駅ビルのカルディコーヒーで「コーヒーを選んで買う」という行為にときめく。ダイエーに入って通りすがりの台所用品なんかを見ていてもウィンドウショッピングの気分で楽しい。赤ちゃんを産んだばかりの…

トーべ・ヤンソン展

横浜での打ち合わせの帰りに「今日行かないと結局行き逃すかも」との危機感に急に襲われて「トーベ・ヤンソン展」に行ってきました。すごくよかった!素晴しかった。これはメモしておかなきゃと久しぶりにブログを開いてみました。 ムーミンは子供の頃に読ん…

怒った顔

BSで放送されてた(のを何ヶ月か前に録画してあった)『リトルダンサー』を見ました。主演のジェイミー・ベルは、こりゃまあ美少年だなあ!とびっくりしました。公開当時に映画館で見ているのですが、そのときはダンスも含めてとても魅力的な子だなあとは思…

「THIS IS IT」

お盆だったので、あれこれちまちまと忙しかったです。お寺の用事があったり急な来客があったり。通常営業で仕事を普段通りすすめるつもりだったのだけれど、なかなか思うようにいかず疲れてしまうのでここは思い切って気分転換をと、夜は働かずに撮り溜めて…

アル・パチーノ

ところで友達にジェレミー・ブレットのことを話していたら、「ああ、岡田君に似てるよね。だから好きなんだね」と言われました。そうかな。似てるかな?ピンとこないけど。 先日アル・パチーノの『狼たちの午後』を見たのですが、若い頃のアル・パチーノは若…

ボスコム渓谷

毎週放送されている『シャーロック・ホームズの冒険』ハイビジョン・リマスター版の先週の放送は「ボスコム渓谷の惨劇」で、今週…というか今夜は「ソア橋」です。どちらも好きな作品で、第6シリーズまである中の第5シリーズの作品です。 ジェレミー・ブレ…

まだらの紐

グラナダ版のシャーロック・ホームズは、シドニー・パジェットの絵をも、また、ドイルの原作と同じように「原作」として大事に扱っていたそうで、わたし程度のゆるいファンが見ても「ああ!パジェットの絵と同じ構図だ」とか「この登場人物、パジェットの絵…

シドニー・パジェット

こどもの頃、ホームズ本の挿絵(昭和の時代に日本人が描いたもの)に「ホームズのビジュアルのイメージはこんな感じじゃない…」といつも不満をかかえていたものですが、中学生になってからだったか、シドニー・パジェットが描いたホームズ像を初めて図書館で…

表現者にとってしあわせなこと

シャーロック・ホームズを演じる以前のジェレミー・ブレットがイギリス国内でどういう評価を受けていた俳優だったのか私には想像しかねるんだけど、簡単に調べる限りでは、若い頃には世界的に有名な映画に大きな役で出演しているし、それ以降もテレビや映画…

『シャーロック』シーズン3まで観て

そんなわけで『シャーロック』は非常に芯をくった人物表現をしているなあと思う一方で、芯をくってしまっているがために、いろんなことが曖昧な原作と微妙に変わってきてしまっていることもあって、「原作に沿った表現」という意味ではちょっとやりすぎな気…

ワトスン つづき

子供の頃から何度も周期的に読み返している小説って、シャーロック・ホームズだけなんですが、いや、別に、すごく夢中になって読んでいるとか、好きで好きでやめられないとか、そういうことじゃなく……小学生の頃読んでいた子供向けに書かれたホームズが好き…

ワトスン

グラナダ(ジェレミー・ブレット)版シャーロック・ホームズの冒険は、原作に忠実な映像を目指して作られ、実際その通りに出来上がり、原作通りという意味ではおそらく今後これ以上のホームズは出来ないだろう、最高のホームズと言われているそうです。 確か…

美しいと思うこと

シャーロック・ホームズを演じるジェレミー・ブレットの何がいいのかなんて話は30年前にイギリスで放送が始まって以来(84年に始まったそうなので、ちょうど30年ですね)世界中至る所で散々、かつディープに語られてきたことだろうから、改めて触れるのもお…

ジェレミー・ブレットのホームズというと露口茂さんの日本語吹き替えがとても好評で、私もずっと吹き替えで見ていたのだけれども、このたびの空前のグラナダ版シャーロック・ホームズ(ジェレミー・ブレット)ブームにあたって英語版に親しむようになったと…

バルテュス

バルテュス展見てきました。22日までということで、今行っても混んでるだろうし仕事も押しているしなあ…とだいぶ迷ったんだけど(それに今回の展示はなんだか妙にメディアで推されているようにも感じて、それにのせられるのも嫌な気がして行かなくてもいいか…

サブウェイ  星を賣る店

リュック・ベッソンの『サブウェイ』見た。なんの話なんだかわかったようなわからないような…なんだけど、いろいろあってさいごの「ぼくのことすこしは好き?」って台詞にたどり着くカタルシスが気持ちよくて何度か見てしまった。イザベル・アジャーニとクリ…

最高の離婚sp

最高の離婚SP、ようやく見ました。結論なんてださなくていいのにって思った。思ったけど、でも、このドラマを完結したひとつの作品としてとらえるのではなく、まだまだ続いていく人生の物語のうちの一部分と捉えれば、「こういう結論を出す時期もあるよね」…

確定申告が終わったと同時に風邪をひいてしまって、やりたいことがたくさんあるのにうまく動けなくて悔しいし焦ってしまう。 …なんだけど、「確定申告が終わるまでは」と据え置いてた書類だけは、重い腰をあげてひとつふたつと書き始めました。問い合わせな…

仕事がひとだんらく。そして次の仕事はじまる。植物も芽吹いてきたし、なんだか気持ちが上向いてきてもよさそうなものなのに、確定申告のせいで心の85%が閉塞してしまっている。まだ手つかず。今晩にもはじめなきゃ。間に合わない。つらい。 打ち合わせで都…

『最高の離婚』の再放送と石原さとみ

たいへんな雪でした。今日は朝から雪かきをしたのですっかり疲れてしまい、やらなくちゃいけないことがたくさんあるのにもう自分の体が使い物にならない。雪に埋まりながらコンビニまで行ってチョコレート買ってきて、コーヒー煎れて、昼寝して、でもまだ、…

個人的なこと そして 永遠の0

作年末、12月30日は岡田君の話…etcを酒の肴にしつつの忘年会でした。楽しかった!そのとき是枝監督の話題がちょっと出て、「『そして父になる』は好き?」と聞かれました。好きかと聞かれたら、うーん、好きってわけではないかも…とすこし考えこんでしまった…

永遠の0

いろいろ書こうと思っていたんだけど、忘れてきちゃってるなあ。昨年末のことからいろいろ書きたいと思っているんだけど、今日はとりあえず、「永遠の0」を観てきた。 零戦て綺麗だなあと思った。その映像が素晴しかった。雲の中をすーっと、くるくると、鳥…