アル・パチーノ

ところで友達にジェレミー・ブレットのことを話していたら、「ああ、岡田君に似てるよね。だから好きなんだね」と言われました。そうかな。似てるかな?ピンとこないけど。


先日アル・パチーノの『狼たちの午後』を見たのですが、若い頃のアル・パチーノは若い頃の岡田君にちょっと似てるなあと思ったんだけど。シャープな鼻の線とか大きな目とか、鬱屈したものがたまっているようなのに清潔感のある存在感とか、それに、小柄なところ。
そういえば岡田君、アル・パチーノ好きって昔言ってなかったっけ?と思って調べたら、木更津の頃に、『セルピコ』のアル・パチーノを真似したとか、そんなようなことを言ってたんですね。たぶん存在感とかお芝居に衝撃を受けたってことなのだろうけど、でも「おれ、パチーノ似てるんじゃない?外見も」って、意識してたところあったんじゃないかなー?なんて、ちょっと思っちゃいました。

セルピコ』は見たことないんだけど、『狼たちの午後』は面白くてびっくりした。どうしようもないようなチンピラなんだけどけっこういい奴で、太った妻と男性の恋人を持つ懐の深さ(?っていうかなんていうか)があって頭も悪くない…そういう人物がおいつめられていくのをとても魅力的に演じていて、エネルギーが身体の中に溢れかえっているみたいで、薄汚いのになんだか綺麗で、こういうアル・パチーノに若い男の子が憧れるっていうのは、なんとなくわかるような気がするなあと思いました。