2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

人形の家

『人形の家』ルーマー・ゴッテンによるこの児童文学の作品を読むのは、小学生のとき以来で、わりに勧善懲悪的な内容だと思って読んだ覚えがあったんだけど、今読むと、当たり前だけどまたちょっと違う。 美しいマーチ・ペンは、高慢で意地悪な人形で、木で出…

歩いても歩いても

是枝監督の映画、私が見たのは『幻の光』『ワンダフルライフ』『花よりもなほ』『空気人形』『そして父になる』そして、『歩いても歩いても』。どの映画にも死の影が濃厚に漂っているなあと感じるんだけど、この『歩いても歩いても』は特に、登場人物たちが…

そして父になる

『そして父になる』見たいと思っていたのですが、やっと見られました。私は自分に子どもがいないからかもしれないけど、途中まで「6年間も大切に育ててきた子を手放すだなんてあり得ないだろう」と釈然としない気持ちを抱えながら見ていた面もあるのだけれど…