一日かけてやっていた仕事が無駄になった。

行き違いがあって、根本的なところが間違っていたことが発覚。すべてやり直し。
あー、どっと疲れた。
きのうは裁判の判決のニュースがいくつか報道されていて、どれも印象に残るものだった。桶川ストーカー事件に関するもの、東京都が外国籍の管理職試験の受験を認めていないことに関するもの、あともうひとつあったけどなんだったかな。忘れた。
で、今朝「とくダネ」で桶川の事件の判決について小倉さんが「一般的な感覚と裁判所の判断が違ってしまうのは、しようがないこともある。法を積み重ねていくと、その規定する範囲のなかで、どうしてもこういう判決しか出せないときもあるでしょう」と発言していたけれど。
青色発光ダイオードのとき、中野さんが「全然納得いかない」と怒りながらも和解を受け入れたことを受けて、ある文芸評論家が「でも弁護士が和解をすすめたっていうことは、なにか(そうするしかないような材料が)あったんでしょうねえ」としゃべっているのを聞いても思ったけど、世間ではやはり裁判に対してある種の幻想があるんだろうな。裁判所は公平で客観的なところだと。これだけ知的な職業についているひとでもそうなのだから。
実際には思った以上に、裁判所なんていい加減なところだ。いい加減というのは言い過ぎかもしれないけど、判決って、思った以上に個人的な判断とか、タイミングとか、運とか、そういったもので左右されるものだと思う。
高裁、最高裁とどんどん公正になっていくんじゃないの?と言うかもしれないけど、そうじゃない。それは賭けみたいなものだ。次の目がどうでるかは、運のよしあしだと思う。