恋ノチカラ

見るとはなしに「恋ノチカラ」の再放送を見ていたのだが。
放送当時評判がよかったように記憶したいたのだけれど、話がすすむにつれて腹がたってくるドラマだった。そもそも広告という仕事の描き方がいい加減すぎて見ていて疲れるし、4人しかいない事務所の中で常に恋愛の話をしているのも嫌だ。そして堤真一演じる貫井さんだが、だいたい大企業でデザイナーをやっていて第一線で活躍していた人ならば、それなりの抜け目のなさと人を掌握する力と視野の広さも持っていたはずだ。デザイナーって、芸術家なだけじゃ成功できませんよ?独立した途端全く仕事がなくって途方に暮れるって、いやいやいや、こいつは絶対仕事もできないに違いない。と、そんなところを真剣に見てしまってもしようがないわけだが。
そして達者なコメディエンヌぶりを見せつけた深津絵里だけど、酔っぱらっている演技が鼻についてしようがなかった。ちょっと損な役回りの女の子っていうのはよくわかるんだけど、その酔っぱらい方、可愛らしすぎますから!またしょっちゅう酔っぱらってるんだよ、深津絵里演じる藤子がさあ・・・
坂口憲二演じる壮吾には、案外リアリティーがあったように思う。こういうひと、デザイナーにはたくさんいそう。坂口憲二には、こういう、ちょっとお坊っちゃんな役が似合うんだろうなあ。