『名前をなくした女神たち』

名前をなくした女神たち』というドラマを、なんとはなしに見はじめたら、高橋一生君が出てきた。一生君、性格に難のある夫役を演じていたけれども・・・かっこよかった!

こういう、女性同士の心理戦みたいなお話は嫌いじゃない、むしろ好きなんだけど、これは、どうかな。
初回を見た限りでは、最終的にあまり広がりのある内容にならないんじゃないかなあという不安を抱きました(なんていうか・・・既存の枠にはめていく感じっていうか・・・極端な展開にはなりそうなんだけど)が、出てくる女優さんたちがなかなかはまっていて、面白く見ました。


倉科カナってNHKの朝ドラでしか見たことがなかったので、こういう暗さと卑屈さがある役を演じるのは意外でした。
でもこの配役は、ふつうにいい人の役よりも、彼女の魅力を引き出している気がする。ぺらぺらの薄っぺらさの奥に、底なしの沼のような暗さがある感じ。演技力なのか、彼女の素の存在感なのかわからないけれども。惹かれました。

一生君の奥さんが尾野真千子ですが、彼女はなんか・・・エロイな。

木村佳乃は、昔から好きな女優さんですが(5.6年前のTBSの土曜のドラマ『彼女が死んじゃった』が好きでした)ずいぶんと安定感のある演技をするようになったんだなあ。さすが東山さんと結婚するだけあって、堅実な努力家なのだろうなと思った次第です。