酔うと口が軽くなる

酔った頭で おたく という言葉を連発してしまったような記憶があり、それがなにか嫌な響きに聞こえていなかったらよいのだけれども、とあとで気になりました。
おたく って単語には、時と場合によって色々な意味と感情が含まれていると思うけれども。そのときは、尊敬の念を込めて発していたのだと思う。

なにに対する尊敬なのかって、結局それは「愛」なんだなあと思う。おたくのひとの、(例えばの話だけど)男同士の愛について書いてある文章なんか読むと、この世に存在するどんな作品でも、その作品中の登場人物の行動はすべて、結局は、愛がいろいろな形で表出しているだけなのだ、それ無しにどんな登場人物のどんな行動も成り立たないのだと、それをとてもわかりやすい形で教えてもらうってことが、よくあるような気がする。

そしてまた、なにか作品を理解しようとするときに、その対象への愛がなければ芯には辿りつかないのだと、ふと気がついてしまいがちというか。
そうじゃなきゃ、結局は、何も本当には味わえないんだななんてことを思わされる文章を書く方が、おたく な姿勢でものごとに接する方々の中には数多くいるような気がする。

が、それといわゆる おたく って言葉はイコールで結ばれるような話じゃないかもしれず、おたく って、一般的にはもっと、単に、嗜好の、ある傾向を持つひとのことを指して言う場合もあるような気もするし、つまり、えーと・・・なんなのかな。・・・私自身、オカダくんおたく ではあったんだと思うんだけど・・・

整理されておらずわかっていないことが、酔いのせいで頭のガードが緩くなり、ごっちゃになって言葉になって出てきてしまった。恥ずかしい。