カーネーション

朝ドラの『カーネーション』を見ていてはまっています。
いいなあと思うことのうちのひとつは、適材適所の配役、それも脇の。田丸真紀や黒谷友香、今まであまり好きじゃないと思っていたけれども(好きじゃないというか、興味を全く持てなかった)、このドラマの中では魅力的。田丸真紀のさばさばとした温かさ、黒谷友香の色香漂う強さと弱さ、どちらもオリジナルの個性としてドラマの中で光ってるなあと思って。しかもふたりともスタイルがよくて、着物を着こなしていてるさまが美しくて、目に楽しい。いろいろな女性がいて、いろいろな美しさがある、それが認められているドラマだなと思ったりします。


ところで先週、無茶な仕事を請け負った糸子のことをお父さんが叱りつける場面がありました。
プライドを持って仕事をしなければ、プライドを持てる仕事はこない。でもプライドを持つことって体力も精神力もいることだし、お金がついてこなければ、そんなこと考えている場合じゃないし。
糸子が言うように「お父ちゃんも正しいし、うちも正しい」。

仕事を請け負うことに関して、自分もいまだに同じようなことで判断を迷ってしまうなあと、見ていてひどく胸が痛くなってしまった。

さっき、かなり思い切って、仕事先にクレームをつけた。そんなやり方は納得ができないし、できないって。でも、クレームをつけたり、人に対して怒ることに、慣れていないし、理路整然と話すことが全くできないから、先方にはきっと、単に『ねちねちと嫌味を言う愚痴っぽいひと』にしか映らなかったにちがいないんだよなあ…。