IZO

IZO」を見ました。
辛い。辛い。えぐられた。


もしかしたら 癖 なのかもしれませんが、なにかを集中して鑑賞しようとすると、つい自分に重ね合わせてしまいすぎなところがあって、感情移入するというよりも、そのひと の中に勝手に自分自身を見つけてしまってそこから動けなくなってしまう気がします。事件報道なんかを見ていてもそうなのですが、犯罪者の中に私自身がいるのを見つけてしまい、「自分もこういう犯罪を犯していたのかも」と必要以上に思い詰めてしまうところがある かもしれない と思います……いや、そんなの誰にでもあることなんだろうなとは思っているのですが、たまに「共感しすぎだよ」と言われるので、ちょっとバランス崩した考え方をしているところがあるのかしらと、わりに最近になって思うようになりました。岡田君のことを心配してしまうのも、同じ構造なんですよね、たぶん。岡田君の中に必要以上に自分の負の部分を見てしまうから(でもそれって、ほぼ妄想なのに…)、ちょっと辛くなるし、けなしたくなる。


DVDを見ている間ずっと、以蔵の孤独が自分のものとなってしまい、えぐられ続け、辛かった。
だけど見ながらずっと泣いていたので、泣きつかれて、さいごには浄化されたような気持ちになりました。