昔語り・自分語り その7

突然の岡田君ブーム再燃は、ananの連載によってもたらされました。

かつての岡田君好きモード絶好調のときでも、岡田君のインタビューや連載ってあまり読む気がしなくて(正確には、読むと気持ちがひやひやしちゃうので読めなかった)cutで特集が組まれたときも、あのときは何ページにも渡ったインタビューが掲載されてファンとしては涎が出るようなしろものだと思ったけど、一度目を通して、あとは読まなかった。あんまり岡田君が真面目に語っている話を読みたくないんですよ。お母さんにペンで刺されたから手の甲の毛穴が広がったというエピソードだけは面白くて何度も読み返した記憶があるけど。


で、8月の終わりだか9月のはじめだか、とにかくまだまだ暑さ真っ盛りの頃、バスが来るのを待ってコンビニで時間をつぶしていたとき、ふとananが目に止まりました。その号のananは岡田君の連載があって、しかも内容が「かわいい」らしく、初恋について語っているらしいことを既にどこかで目にしてたので、何気なく読んでみました。恋の話なら気楽な気持ちで読めるかなと。読んでみると確かに全体的に可愛らしい内容で、だけどわたしの琴線に触れたのは、20歳頃に初恋の女の子に偶然道でばったり再会し、「背、のびたね」と言われたことに対して岡田君が思ったという「いやいや、あんまり伸びてないけど」、この一文です。


わたしが知る限り ですが、岡田君が自分の身長のことについて言及しているのを見るのって、はじめてで。ああ、こういう自虐で笑いを取れる人なんだなって思って、それからコンビニを出てバスに乗ったら、なんだか急に岡田君に対する以前のテンションが戻ってきてしまった。マジック!


そのあとスタジオパークにゲストで招かれているのを見て、高校生の頃にかっこつけてメールアドレスをフランス語にしていた、気取った少年だったって笑って話していたことにも、なんだかずいぶんと心を打たれました。


見ていない間に岡田君は変わっていたのだなあと思ったし、そして結局は、なんだかんだいって自分は岡田君という生き物が好きだなあと。すぐ勝手に心配したくなってしまうけど、ひとが前をむいて歩いている限り間違っている道なんかない、たぶん「え〜、そっち行くの?」って見えちゃう道も、きっと正しいんだろうなあと思う。だから岡田君のことはただただ楽しんで愛でていこうと思った次第です。


が、しかし、あれですね。歌番組の出演が終ってみると、びっくりするほどV6を見ることができないですね。新番組が、面白いものだといいな。