「タイガー&ドラゴン」

少し時間に余裕ができたので、日記を書きはじめようと思う。
タイガー&ドラゴン」はずっと見ている。
厩火事」は、笑いを選ぶことしかできなかった人の話だった。長瀬智也演じる小虎の「自分はヤクザになることしかできなかった人間だ。でもそんな自分と今闘っている」との科白を聞いて、そうか、このドラマって、そういう話だったんだなとハッとした。今更ながら・・・。
回を追うごとに岡田准一くんが竜二らしい存在感を出してきているように思って、竜二もどんどん面白くなってきた。「学校へ行こう」で「タイガー&ドラゴン」の舞台裏が出て来たのを見た限り、竜二が高座に上がるときは「火焔太鼓」をやるんじゃないかと私は予想しているんだけど、一体どうなることだろう。楽しみ。
今回、小虎が、噺の途中で「タイガータイガーじれったいガー」と言い出して客席の反応を伺うのは、小虎という人物をあらわすのに、とても繊細な描写だなあと心に残った。
しかしなんだな、清水ミチコの顔って、凄みのある面白い顔だなあ。まりもの顔のアップは、ちょっと半分くらいどこかいってしまっているのを、力ずくで現実に踏み止まっているひとの顔に見えた。でもそれは、半分は化粧のせいかもしれない。普段バラエティに出ている清水ミチコがそんなふうに見えるわけではないし。
ちなみに、先日久しぶりに笑っていいともでローリーを見た時にも、似たようなことを思った。あの人も、歳をとるにしたがって凄みのある顔になっていっているなあ。全体から醸し出されるオーラが、しりあがり寿の描くフランス人みたい。