oricon style

ずいぶん前に買ってほおってあったoricon styleを、部屋の瓦礫(書き損じの紙の山)の中から発掘。v6が表紙の号。読んだ。
アンケート形式でさまざまな質問に6人が答えている。
「メンバー間で年齢のギャップを感じることはありますか?」との質問に、森田剛君は「上の2人とは感じる」と答え、その例として「なんかおもしろいことを言ったときに、表現として『ジョーク』って言うんですよ。ジョークって、今どき聞かねえなあ」と言っている。
頭のいい人だよなあ。森田君の、言葉に対するこうした繊細な感覚に、ときどきハッとさせられることがある。こういった場面で「たとえば『ジョーク』って言葉」って、パッと、しかも聞いたひとに端的に「なるほど」って思わせる例をあげることって、なかなか難しいことだ。
前に、まだ「オトセン」がやっていた頃だから何年前になるのかな。なんの回だったか忘れたが、なにか理由があってカミセン3人でお金持ちの家を見学に行き、その帰り、「いやー、すごかったねー」とかなんとかそれぞれに感想を言いあうのだが、そのときの森田君の感想がとても印象に残っている。彼は「おぼっちゃまになった気分。カステラ食いたくなった。」と言ったのだ。のだ、などと断定的に書いた割には、いや、うろ覚えなんですが。ただカステラという単語が出てきたのは確か。カステラって。面白い言葉の感覚だなあと思った。金持ちの象徴としてはカステラはなかなか簡単には出てこない単語だと思うんだけど、でも言われてみれば「金持ち=カステラ」って、確かに色々な人が共有できるであろう感覚だなあと感心した。しかもそこはかとなくおかしみがあって、なんとなく昭和の匂いがする。森田君てなかなか詩人だなあと思ったのを覚えている。
だけど、私は長野君、坂本君とほぼ同世代だけど、いやでもジョークって、使うかなあ?会話している相手からその単語が出てきたら、確かに「ジョークって。なんかアンティークな感じがする・・・」と思うかも。


今日から「フライ ダディ フライ」の公開。
忙しくてどうしても見に行くのは無理で、早くても8月にはいってからだなあと思っているんだけど、ラジオビバリー昼ズ金城一紀がゲスト出演して映画の話をするものだから、見に行きたくてたまらなくなってしまっている。高田先生も大プッシュ!
金城さんは、スターウォーズと同日に公開だけど「負ける気がしない・・・」と言い放ち、自ら脚本も書いたこの映画を「宝物のような作品になった」と発言。それらの言葉に、私生活でも仲良くしているという岡田准一君の影をなんとなく見る気がするのは・・・・私の考えすぎか?