「喰いタン」

金田一少年の役をやっている子は上手だなあ。
あの子はあれだよね、2〜3年前にカトリシンゴ君のドラマに出てた子だよね。
あの頃からちっとも印象が変わらない感じで、なんだかびっくりする。
涼介(森田君)と金田一少年が手足を縛られて監禁されている場面、絵面に緊迫感がないのか(?)とうてい生命の危険がせまっているとは思えなくて、そのせいで、森田君が必死になって大きな声でまくしたてるところにちょっと違和感を感じてしまったんだけど(なにもそんなに怒鳴らなくても・・・みたいな)、でもその科白がちょっといいのだ。先のことはわからないから面白い、といった意味のことを言うのだけど。
「お前は今まで、俺たちや、妙な大食いの探偵に出会うことを想像してたか?」(うろ覚え)
「こんなふうに誘拐されるだなんて想像したことあったか?」(うろ覚え)
ああ、涼介はこんなふうにものごとを考えることができる男の子なんだなあ、
だれかと出会えた奇跡を大切にする子なんだなあ、いい子だなあ!ってことがわかって、よかった。
涼介は、格好に気をつけてたり、好きな女の子に細かく気を遣っていたり(実加子ちゃんの不味い料理を「おいしい!」「食べる!」と言ってきかない)なんとなく調子がいいところがあるけど、いつもあんまり事件解決の役にたっていなくて、おそらく実際のところはとても不器用で優しい男の子なんだろう。
そんな子が、かつては勢いで人妻と寝てしまったこともあるらしい(しかも一回だけ)ってとこが、なんかちょっと、いいな。
市川実加子ちゃんは本当に可愛い。
今回は、料理もするし暴力行為にも加担するしで頼もしい限り。
ホームズエージェンシーの人々のチームワークも出て来て、1回目よりもドラマ自体が面白くなってきた。
喰いタンが、食材を見てどこの麻婆豆腐かあてることができるってのは、シャーロック・ホームズを薄〜くベースにしているんだよね、きっと。
あ、そうだ、重要なことを書き忘れるところだった!
誘拐される場面で、森田君が首筋に(首筋に!)スタンガンをあてられて気を失うところ。
ああ、こういうのを『萌え』っていうのかな!
と思いながら拝見しました。(だってなんか、せくしーで。)