「喰いタン」最終回

喰いタン」最後の番宣で、森田剛君、東山紀之さん、金田一少年が出演したおじゃまんぼうを見た。
ドラマを見ていてもなんとなく思ってはいたんだけど、こういう素が出るような番組だとなおさら、ヒガシってアイドル界においてとても優秀な上司なんだろうなあと感じさせられた。
チームのキャプテンをきちんとこなし、それは決して華々しい感じではないのだけれども、じんわりとした暖かみがある。
必要なときには自分が場の中央に立つけど、ファンのツボをおさえたかたちでさりげなく後輩をたててあげることもできる。
普段は「俺が俺が」ってタイプのひとでは、全然ないんだろうな、きっと。
ドラマが始まった頃は、「主役がヒガシじゃなければ、もっと面白いものになったんじゃないかなあ」なんて思っていたんだけど、やっぱり「喰いタン」の主役はヒガシで良かったんだなあ。
このドラマを見て、ヒガシに対するイメージがちょっと変わった。
喰いタン」は、お話だけを取り上げて眺めてみるとグダグダだったけど、伝えたいこと、伝えたい相手を最小限まで絞った、狙いのはっきりしたドラマだったと思う。
新しさや斬新さはないけど、チームワークよく丁寧に、楽しみながら作っている感じが伝わってきて、それがとても好感がもてた。
なにより見終わったあとに、いつもすこし温かい気持ちになれるのがよかった。
すべての登場人物が愛されている感じもよかった。
しかし、一番の感想はやっぱり、森田君がチャーミングだったってこと、これにつきるな。
視聴率も良かったそうだから、これを機に、森田君のドラマの仕事が増えるといいなあ。
こんなふうに丁寧に作られた、しっかりとしたメッセージを持った子ども向けのドラマに、ほんとは、岡田君も、また出てくれたらいいのにな。主役じゃなくて、涼介君くらいのポジションで。