かもめ食堂

かもめ食堂を見た。
片桐はいりのお芝居をこんなにも長く眺めるのは、考えてみれば初めてのことだなあ。映画の中で、彼女がどこに立っていてもなんだかちょっと周囲から浮いて見えるのが面白くて、「片桐はいりってすごいなあ」と感心してしまった。
普通、男のひとでも女のひとでも、若い頃に「変な顔」とか「強烈」とか言われていたひとほど、年をとるに従って、貫禄と落ち着きと、そして独特の渋みを身につけ、重みのある『かっこいい』顔だちに変わっていくような気がするんだけど。片桐はいりは、もうどのくらい昔のことになるのか覚えていないけど、とにかく私が初めて彼女の顔に遭遇したときのそのままのインパクトを、今もまだ持続しているような気がする。それってすごいことだなあと思うのだ。どうやって持続しているのかわからないけど、でもたぶん、いつも彼女の中ではなにかが責めの姿勢でいるからなんじゃないかしら?(よくわからないけど)
映画は、「そういうふうにしかできない女のひと」のお話だなあと思った。
プログラムを読んでいて気になったのは、片桐はいりのプロフィールには、映画は「恋の門」と「キューティーハニー」だけが載せられているとこ。「キューティーハニー」は見ていないからともかくとして、えっ、「恋の門」て、あれだけの出演なのに?(登場するの、1分にも満たないくらいだよね?)いや、たしかにものすごいインパクトだったけど。

三宅君が「岡田の前髪切りすぎ」って言ってるけど。
ええ〜。わたしは岡田君は前髪が短いほうがいいと思うんだけどなあ。目が綺麗なのがよく目立つしさあ・・・あと髪の毛が長いと鬼太郎みたいに見えるしさ。
で、今の状態から前髪がもうちょっと伸びてくると、スタートレックみたいになっちゃうから、できればこまめに切ってほしいんだよね・・・いや、どんな髪型しようと本人の自由だけどさ。
それはともかくとして、なんかこう・・・私はなんとなく、三宅君が岡田君の髪の毛やなにかに言及しているのを見ると、なんか嬉しくなっちゃうんだなあ。