10年前

金曜日、テリー伊藤のラジオにスガシカオがゲスト出演していた。
スガシカオの歌をひさしぶりに聴いたなあ。「19才」、ラジオ視聴後にネットで拾って見たPVの効果もあいまって、CDが欲しくなった。
今まではストーリーをきっちりと意識しながら歌詞を書いていたが、それにすこし行き詰まりを感じていて、最近は、生の感情をそのままダイレクトに並べてみようと試みているとのこと。あー、なるほどなあ。
スガシカオの歌は、自分でも意識していないような曖昧な(どす黒い)感情を、綺麗にすくいとって、名前をつけているみたいだと思う。聴いていると、感情が明瞭になってくる。そういうの、デビュー当時からずっと変わらない感じがする。心地よくて好きだ(CDを買ったことすらないんだけど)。
デビューして10年とのことだったけど、そうか、もうそんなにたつんだな。スガシカオのことはデビュー直前に見たことがあっって、それはカーネーション(バンドの)を見たくて行ったライブに、やまざきまさよしが対バンで出ていて、その前座みたいなかたちで彼が出てきたんだ(たぶん)。「ヒットチャートをかけぬけろ」を歌って「来週デビューなんです」と言っていた。あの頃から、いやルックス的にはちょっと素敵になったけど、本質的には変わらないね。当然のことかもしれないけど。今も昔も変わらずタフでピュアで、ブレのない人だと思う。
そうか、あれ、10年前なんだな。V6のデビューのときに自分が何をしていたのかちっとも思い出せないんだけど、スガシカオを基準にして、ぽろぽろ記憶が蘇ってきたよ。