ヘイヘイヘイのことなど

ヘイヘイヘイのトキオとV6のボーリング対決がとても楽しかったです。
トキオはV6と比べると、見た目からしてずいぶんと男っぽいですね。あとバラエティタレントとしての経験値が違うというか、意識が違うというか、岡田君がボールを落とした瞬間にダウンタウンとトキオのひとたち(と、いのっち)は条件反射のように皆立ち上がって岡田君につっこみだしたのに、V6の多くのひとたちはそれにワンテンポ遅れていたとこに笑いました。しかも森田君はさいごまで立ち上がらなかったし。こういう垢抜けないところが、いいですよね、V6は。
順番を間違えた岡田君が、間違いに気がついて風にように素早く席に戻って国分君にぴったりとくっついている姿が女の子みたいに見えました。なんでそんなにくっつくの?
二度めに間違えたのは、あれは国分君の差し金ですよね?でもそのあと三宅君が諭しているようにも見えるから、もしかしたらマジボケなんでしょうか?

今日はYと一緒に「花よりもなほ」を観に行ってきました。
二度めの今回は、キムニールヤングの挙動に注目してみたり、それから、岡田君と古田さんの掛け合いのところの細かいお芝居を楽しみました。古田さんとふたりきりのシーンの岡田君はもれなく面白いですね。地味に笑わせてくれます。映画は一度目に観たときよりさらに面白く、観終わったあとに本当に温かくて元気な気持ちになりました。良い映画です。たくさんの人が観てくれるといいのにな。
Yもすごく気に入って「元気になる映画だ」と言いあって、終わったあと幸せな気持ちをひきずりながらビールを飲みに行って、ツボを話し合いました。とにかくY的にはキャスティングがいちいちツボで、古田新太が色っぽくてかっこいいこと、香川照之の演技が素晴らしいこと、夏川結衣はたぶん太ったせいで軽く首にしわがよってしまっているところがまたなんともいえずにたまらないってこと、宮沢りえは本当にいいなってこと、キムニールヤングから目が話せないこと、竜ちゃんはなんであんなにあの扮装がぴったりなんだろう、なんて話題で盛り上がりました。ツボをわかちあえる人と映画を一緒に見るのは楽しいですね。Yは岡田君のことを絶賛していて「岡田君のこれから(将来)が見えた気がするよ。岡田君とならまた一緒に仕事をしたいと思ってくれている俳優さんは、きっと多いと思うよ」とのことで、まあそこまで賞賛されると、何故か私が「いや〜そんなこと〜」と謙遜したい気持ちになってくるのでした・・・
私自身は、宗佐さんはモラトリアムな役で、岡田君は昔からモラトリアムの人の役はもともと得意だし、よく似合っていると思うのです。だからこれからは、もっと別な役が見てみたいです。それこそ是枝監督が言うように伶俐な犯罪者とか、古田さんの言うように変態とか引きこもりの役とか。願わくば。
Yが「それにしても浅野忠信家は素敵だなあ。美男美女だよね。だけど、たとえ岡田君と宮沢りえがあのまま結婚したとしても、あんなに美形なふたりなのに、決して素敵一家には見えないよね。あそこはへなちょこ家庭になるよ。」ともらしていたのに笑いました。本当に。岡田君の中のへなちょこを、愛すべきものとしてこんなにも素敵な映画としてフィルムにとどめてもらえて、ファンとしてもしあわせなことです。
あと寺島進演じる寺坂は実在する人名なのだと、Yに教えてもらってはじめて知りました。(知らずに観てた!)忠臣蔵のちゃんとしたパロディになっているんですね、この映画は。