さしのみ

さしのみ見ました。
みのさんがトークするところをちゃんと見るのって初めてだったんだけど、この人がテレビでここまでの大物になった訳がわかるような気がしました。
基本的に質問は全て下世話なんだけど(岡田君への質問の半分くらいは、本当のところは『いつ童貞を失ったの?』と聞きたがっているのかなと思いました)、相手がどう答えても大丈夫なようにある程度の含みを持たせているんですよね。緻密な計算をしてしゃべっているわけじゃないんだろうけど、この下世話具合と、相手の話を受け入れる幅の広さ(っていうか、適当さ)が、視聴する側として、軽い気持ちで見るのにちょうどいいんだろうなあ・・・なんて思いました。それに、基本スタンスが『酔っ払いのおやじ』でお高くとまってないから、ゲストのほうも、みのさん相手だとラクにしゃべれるところがあるんじゃないかしら?

そんなみのさんのおかげか、岡田君のトークをここまで楽しんで見ることができたのは初めてでした。

前日には森田君がゲストの少年倶楽部プレミアムが放送されたので、図らずもカミセン出演のトーク番組を2日続けて見たことになります。
森田君は言葉を噛み締めるように語る人で、口数は少ないながらひとことひとことよく考えられていて、真摯な受け答えでした。

森田君にくらべると岡田君には、わりと思ったことをそのまま率直に言う印象があります。妙な謙遜とか計算とかしない人だなあというか、よく言えば素直で正直なんだけど、別の言い方をすれば空気を読まないというか、でもそういう人だからこそ、見ていて「大丈夫かなあ」なんて心配になってしまったり、自分にはないその素直さに憧憬の念を持って感情移入をして、だから岡田君から目が離せなくなってしまうのかなあ、私は・・・なんて思いました。

日曜大工が最近の趣味なのは、「理想の男像」に近づくためのプロジェクトの一環なんですね。単純に好きだとかやってみたいとか、それだけの理由じゃないんだな。さつまを飼いはじめたことにしても「守ってやることができる人間になりたい」との理由があってのことらしいし、つくづく岡田君というひとは面白いな。意志の力が強いっていうか。考え方が、ある意味凝り固まっていて妙というか。

とにかく、力みのとれた笑顔で岡田君がよく笑っていて、それだけで見ていて嬉しくなっちゃったな。
「11年目の今、V6の仲は今までよりもっと良くなっている」って言葉を岡田君の口から聞けて、それもなんだか嬉しかった。
肩で風を切って歩いている仕種が可愛かった。
女の子の話を、照れながらも「しあわせでしたね」と微笑みながら語っていたのが印象的で、アイドルの恋愛なんてなにかと大変なのかなと思っちゃうんだけど、笑顔で振り返ることができるようなおつきあいを誰かとしていたのなら、それは本当によかったなあと思うのです。