学校へ行こう

社交ダンス兄弟に向って、あれはそういう段取りなのかもしれないけど、森田剛君がしきりと「恥ずかしくはないの?」と直球の疑問を投げかけていたのが、とても興味深かったです。さすが森田君、よい質問だ(するのにちょっと勇気がいるけど)と思いました。
社交ダンスが、若いひとに「敷き居が高い」と思われてきたのって、その、過剰すぎる情熱の表現によるところが一番大きいんじゃないかなあって思って、あれはやっぱり日本人にはなかなか難しいジャンルですよね。そこを、やっている人たちはどう感じているのか、そう、聞きたかったよ、それ、と思って。瀬古兄妹の弟さんは「慣れてしまえばこっちのもんですよ」と言ってたけど・・・・まあ、確かにそんなものなのかもしれませんが・・・・。そこをもうちょっと深く掘り下げてほしかったなー。
瀬古兄妹の踊りはとても見ごたえがあって、特に、弟さん、顔だちのせいか、感情表現がとてもわかりやすくて、顔を見ているだけで楽しいですね。ちょっとしたラブコメディを見ているかのようでした。かっこいいことと面白いことって、区別しなくていいものなんだなあと、見ていて感動しました。
・・・森田君のたたずまいにも、同じようなエッセンスがありますよね。『かっこよさ』と『おもしろ』を、同時に表現できる。
岡田君のぐだぐだなダンス風景も楽しかったな。
「活きのいい魚みたい」ってところで、森田くんと一緒に身体をぶるぶるっとふるわせているところが可愛らしかった。

岡田君、石原裕次郎新人賞だそうで、おめでとうございます。
花よりもなほ」は第49回朝日ベストテン映画祭の8位にはいったそうで、それがすごく嬉しいなと思いました。