坂本君(少年倶楽部プレミアム)

少年倶楽部プレミアムは、なんてまあ、よい番組なんでしょう。坂本君の話をここまでじっくり聞けたのは、本当に有り難く嬉しいことでした。この番組だから、司会が国分君であり、そもそもジャニーズファン向けの番組だからこそ成り立つ内容なんだと思いますが、それってつまり・・・・なんだかよくわからないけど、もう闇雲に凄いよなあ、ジャニーズ事務所って。と、そんなふうにも感心しました。


坂本君は本当に可愛い人ですねえ。
坂本くんによるメンバー評については、トニセンについては、きっと同じ目線からお互いを見ているんだろうなあと思ったのですが、カミセンについて話している坂本君はすこし違って見えて、なんていうか・・・息子の自慢話をするお父さんみたいに見えました。森田君のことも三宅君のこともそれぞれたいへんな自慢なんだなと思いましたが(というか・・・メンバー全員のことを自慢に思っているふうだったと言ったほうがいいかも)、岡田君のことは「こいつ、かっこよくなっちゃったなあ、ほんとにもう」っていうふうに自慢なのかな、きっと。
それにしても真似しているだなんて、可愛いなあ、坂本君!坂本君特有の、Mっ気を感じさせる発言ですけどね。「真似してるんかい!」と全国のV6ファンがつっこんでいる声が聞こえるような気がしました。
それから、「ひくくらい上手い」って言っている国分君には、若干の毒を感じました。こっそり。

「アイドルは苦労しちゃいけないよねえ」という発言が印象に残りました。いろいろなアイドルのかたちがあるとは思いますが、わたしも、坂本君が言うようなアイドル像がもっとも正しいアイドルのかたちだと思うなあ。共感を覚えました。
長い下積みの苦労を重ねてきた坂本君には、やはりどこか「しょっぱい」イメージがぬぐえないところがあるのだけれど、でもそんな坂本君だからこそ体現し得るアイドル像もあるわけだし、坂本君だからこそ歌えるアイドルの歌もあるんですよね。

なんていう曲だったか忘れましたが、かつてモーニング娘。が「人生ってすばらしい」という歌詞を歌っていて、その一点の曇りのなさに何故だか涙しそうになってしまったことがありました。まだ年端も行かない彼女達の口から「人生ってすばらしい」と歌われるのは、あまりにもその詞は、今にも壊れてしまいそうな残酷さを孕んでいて、だからこそキラキラ輝いているんだと思いました。それは、その時期の、人生についてなんかまだほとんど何も考えていないであろう、若くて綺麗で幸せそうな女の子によってしか表現できないものだと思いました。アイドルの持つ強さってそういうことだなあと、そのときはじめて思ったような気がします。
もし同じ歌詞を坂本君が歌うことがあったとしても、モーニング娘。がかつて歌ったようなキラキラはなく、もっと重かったり渋かったりしてしまうと思うのですが・・・・そんな重さや渋さを表現できるトニセンと、まだキラキラのかけらを身にまとっているカミセンがいるV6というグループは、なかなかないバランスの、希有なグループだよなあと改めてしみじみ思ったりします。
そんな意味では、ハニービートは、V6ではここ最近ないくらいにキラキラを表現した歌ですね。ある意味斬新ですね。
キラキラのかけらを身にまとっているとはいっても、カミセンとて三十路が射程圏内な年頃ですから。東山さんじゃないけど、新しいV6の、というかアイドルの、境地をひらいていってほしいなあと思いました。
・・・なんだか語ってしまいました。