成海璃子ちゃんと松山ケンイチ君

松山ケンイチ君のルックスが非常に好みだ。という話をしてたら、「神童」を観に連れていかれました。なんでも友人の知り合いが制作者として関わっているからとのことだったんだけど。
原作は漫画だそうです。映画は、説明が少な過ぎて何が起こったのかわかりづらかったり、クライマックスであるコンサートのシーンに至るまでが、ちょっと漫画的展開が過ぎて(漫画が悪いわけじゃ勿論ないんだけど・・・)観ていてなんだか萎えてしまったのですが、主演の成海璃子ちゃん、松山ケンイチ君は役にはまっていてとても良かった。

成海璃子ちゃん、顔と名前はなんとなく知っていたのですが、お芝居しているところを観るのは初めてでした。13歳(撮影当時)の若さにして堂々たる主演ぶりで、彼女無くしてはこの映画は成り立たなかったろうなあ。あんまりにも大人びて見えるものだから「神童」という言葉が似合わない(子どもに見えない)のが難ではありますが、とにかく神々しいくらいの美少女ぶりでした。「美人」という分野において、確かに才気走っています。
本当の美人というのは年齢を超越しているものだと思うのですが・・・鈴木京香小雪や、香椎由宇ちゃんのように・・・彼女達はごくごく若いうちは、なんだか老けて見えるんですよね。早いうちから「美人」として完成されて、「美少女」の期間が短いっていうか、ごく若いうちに終わっちゃうからなんじゃないかと思うんだけど。そして、美人になったそのあとは、あんまりイメージが変わらない。成海璃子ちゃんもその系統だと思いました。
松山ケンイチ君は、ビジュアル的にとても冴えていました。(今、ちょっと太ってますかね?)お父さん役が柄本明さんなのですが、柄本さんと松山君は本当に親子っぽいというか、似てますよね、雰囲気が。柄本さんの実の息子さんと松山君も、なんとなく似ているように思うし。
松山君の、ちょっととぼけた風味が好きです。真面目な中に絶妙な匙加減の愛嬌があって、成海璃子ちゃんのような美少女・・・というか既に美女・・・・と一緒にいても、あまり恋愛の匂いがしないんですね(こういう役は、三宅君も似合うんじゃないかなと思います、年下の女の子とのコンビ)。
あと、背が思っていたより高くて、引きで映ったときに予想以上に垢抜けていてかっこよくて、姿の良い俳優さんだと思いました。
西島秀俊が、いつもと同じような幸の薄い役で出ていて、なんかちょっと笑えました。彼は最近、見るたびに、いつも白いシャツを着ている気がする。