休日

土曜日に、めちゃイケ笑わず嫌い王を見ていたのですが、最近のお笑い番組を見ていると頻繁に耳にするのが「○○はNSC(吉本の学校)の○期生で、○○と××は同期だ」という話です。
こんな、誰が(事務所的に)同級生とか、どっちが先輩か?みたいなことが公然と話題にできるのって、吉本とジャニーズくらいですよね。さすが、芸能界の二大勢力ってことなのでしょうね。

神奈川県立近代美術館葉山館での「誌上のユートピア」展を見てきました。
恩地考四郎の作品が目当てだったんだけど、ほとんど無かった・・・・かわりに、ビアズレーのサロメを堪能してきました。ビアズレーはワイルドと恋人関係にあったんですね。知らなかった。
順路的に、ビアズレーを見て次に進むと、杉浦非水(おそらく、日本のグラフィックデザイナーの草分け的存在・・・てことになるんですよね?)の「三越」の雑誌表紙とポスターが目に入るようになっているのですが、ものすごく自然にビアズレーから非水への矢印を感じることができました。グラフィックとしても、心情的にも。杉浦非水ってすごいなあ・・・という話なんですが。杉浦非水の、西洋と東洋の・・・というか、伝統と現代のバランスのとりかたって、ものすごいものがあるなあ。

美術館の目の前に山口蓬春記念館があることに気がついて、入ってみました。旧居をそのまま記念館にしたところです。大変立派な良いお庭が。葉山へ行くひとへは、おすすめスポットだなあ・・・などと思いました。とても立派なミモザの木や、枝垂れ梅があります。蓬春の絵も、ぱらぱらと飾ってありましたが、図面をひくように絵を描くひとだなあと思いました。
この時代の気分なのか、あるいは本人の趣味のほうが大きな要素をしめているのか、八角形の足が3本ずつついた三角形のテーブルがあるのが面白かったです。同じ形のものがいくつもあって、組み合わせで、その時々に応じたテーブルの形にするのだそうです。