早海さんと呼ばれる日 第3回

前回よりぐっと見やすかった。ストレスなく見られました。それどころか、「なんかちょっと面白いかも」とまで思いました。松下奈緒さんは徹底的になにもできないお嫁さんで、早海さん一家の男性陣も徹底的に駄目なひと揃いで、そんな彼らの「(早海家の)家庭を再構築していく」行程を見せられることで、「家庭をつくるってこういうものなんだよ」っていう基礎の基礎のところをいちいち丁寧に教えてくれているようなドラマだなあと、目新しい感じがしたのかもしれないです。特に、家計簿とか、家計の段階からわりに細かく描かれていたところが小気味よく感じました。だって生活費38万なんて数字まで出てくるのだもの。

松下さんは、その生活感の全く無い容姿が、あまりにもの何もできなさ具合に説得力を持たせていて、いいなあと思う。素直で綺麗で本当のところは頭がよいのだろうと感じさせられ、素敵だなあ。

いのっちは、なんていうか・・・上手だなあと思う。このドラマってコメディっていっていいのだと思うのだけれども、コメディのパーツとして(変な表現の仕方だけど)綺麗に作用しているなあと思う。無駄なく、真面目に、適切な表現をきちんきちんとやっている感じが、なんていうのかな・・・うまく表現できないけど、胸にすとんと落ちる感じがして、気持ちよいと感じさせられるのです。あと、ふとした折に見せる表情がチャーミングで、スパイスがきいている!と思います。