アイドルについて思うこと

AKBの選挙、さすがに今年はさほど盛り上がらないのでは?ていうか中継って!と思っていたら、視聴率良かったみたいで、すごいなあAKB。事前にかなりあおってはいましたけど、それにしても。
あとからのニュースでひとりふたりスピーチするのを聞いていたら、AKBという現象は、もうずいぶんとねじまがったところまできてしまっているんだなとしみじみ感じました。本来ファンとアイドルの間の閉じられたイベントであるはずのこの行事が、ここまで正統な、公明正大なものとして提示されてしまったら、彼女たちが一生懸命語っている「夢」とか「努力」とか「感謝」とかが、かえって薄っぺらいものに感じられてしまった。ゆがみが白日のもとにさらされているようで、いたたまれない気がする。去年までは、まだもうちょっと「たかがアイドル」という姿勢が見えていたと思うんだけど。今年の報道にはもう、そういう「たかが」という感情は取り払われてしまったみたい。
アイドルに限らず、私は、テレビの中の人たちが作っているものには「たかが」って目線は必要なもののように思う。


「女の子のアイドルが好きなんです」と言っていたら、ここのところ何度か「どうして好きなの?」と聞き返されることがあり、うまく返答ができなくて、じっくり考えてみていたところ「別にアイドルが好きなわけじゃない」という拍子抜けしそうな結論に陥ってしまった。
アイドル好きじゃないっていうよりも、昨今急速に狭義の意味で使われるようになった「アイドル」という言葉に属する女の子たち、それ自体にはそれほど思い入れはないってだけのことなんだけれども。狭義のアイドルというのは、歌って踊ることをメインの活動とした集団に所属する女の子=アイドルみたいな認識のことです。


考えてみれば、テレビに出てくるような若くて可愛い綺麗な女の子は、おしなべて好きかも。バラエティ番組に出てくるような、ちょっとした頭の回転の良さで「前へ前へ」という姿勢でからからと空回りする姿が痛々しいような子も、「がんばりやさんなんだなあ」と生暖かい気持ちで眺めてしまう。


ただ、アイドルそれ自体にはそんなに興味がないけれども、でもときどき心の隙をつかれるように、アイドルの歌に心をうたれてしまうことがある。


…書きたいことまでなかなかたどりつかない…。