映画・展覧会 メモ

観たい映画と展覧会メモ(全部はとうてい行けないけど、書いておかないと本当に忘れてしまうので)


クライドルフ展
フェリックス・ホフマン原画展
苦役列車
ヘルタースケーター 
いわさきちひろ〜27歳の旅立ち〜
プロメテウス 
ミッドナイトインパリ
ピナ・バウシュ 夢の教室



『ヘルタースケーター』は、自分の中の下世話さが「見たい」と思わせているのか、なにがなんだか判断がつかない気持ち。でも、蜷川実花の映し出す女の子は好きだ。水原希子はCMと、あと笑っていいとものテレフォンショッキングでしか見たことないのだけれども、画面に映るごとに魅せられてしまう。
パルコ×ヘルタースケルターのCMやっている沢尻さん、とても可愛い。ああ、こんなにも極上の女の子なんだ、と改めて思う。



苦役列車』は「好きだと思う」と言われて原作を読みました。「ずるいなあ」という印象。書いてある内容は酷いのに、読後感は重たくないし、主人公…ひいては西村氏を、読むごとに「チャーミングだ」と感じさせられてしまう。好きなんだろうな、自分のこと、西村氏は。と思う。いや、単に上手(な書き手)ってことなのかもしれないですが。
露悪気味な思考の自分好きってとこが、「この小説をあなたは好きだと思う」って思われたゆえんかなと思い、西村さんと似てるって思われていることかと考えるとだいぶ複雑。
映画は、あと、えーけーびーのあっちゃんも見たいので。



平清盛
源義朝も死んでしまって、今まで盛り上げてくれていたひとたちがあらかたいなくなってしまって寂しい限り。
しかし、さいきん森田君への「素敵!」という気持ちが今まで以上に高まっていて、あれだけの登場シーンじゃ足りない…のだけれども、あれだけの登場シーンでもやっぱり素敵だ。けして大物じゃないけれども、分を知り、ある種の深い誠実さを持ち、やさしさと皮肉とユーモアと哀しさがあって。「森田君が演じているから素敵に見える」のか、「森田君が素敵に演じているのか」(←このふたつの言い回し、微妙ではありますが、違います)あるいは「森田君が素敵なのか」、いろいろな要素がからみあって、わたしの中でこんがらがっています。歴史に疎いのですが、このあとの平氏の展開を考えてみれば、出番は増えるのかしら。
平清盛に出てくる朝廷の人間は、どのひとも妖怪じみて素敵だけれども、なかでも塚地さん、絶妙に素晴らしいと思う、造形が。