ドラマ

いつになくたくさんドラマを見ています。


映画を、ちょっと見たいなと思っていた(でも見逃してしまった)ので、なんとなく『まほろ駅前番外地』を毎週録画してます。
役者さんたちの演技が観ていて気持ちいいしとても面白いんだけど、なんかこう腑に落ちなくてモヤモヤしてしまうのは、ストーリーがあんまりにもふわっとしているからかなあ。「わかるひとだけわかって」って軽く阻害されている気もするし、観ていてさいごのさいごで「男ってさ、可愛いでしょ?」って言われている気持ちにちょっとなってしまうからかもしれないなと考えたり考えなかったり。
女性である三浦しをんさんが原作なのだなってところも、なんとなく気持ちの座りが悪いような気がしていたんだけど(三浦さんの本、舟を編むを読んだだけですが)、調べたら、ああ、テレビ版はオリジナルの話なのか。で、テレビ版では今のところ描かれていないからわからなかったのだけれども、原作では主人公二人はバツ1の設定なのだなあ。そういう背景があるのかと思うと、だいぶ見方が変わってくる。そういう奥行きも、もしかしたらこれから多少は感じとれるようになるのかなあと、もうちょっと視聴を続行してみようと思う。


夜行観覧車』は、ドラマが始まる前日に湊さんがテレビに出演しておられるのを見て、「ああ、こんな可愛らしい感じのひとが、ああいう小説を描くのだなあ」と、半分意外なような、いやいや全く納得のような気持ちで興味が湧き、観ることにしました。怖くて面白いです。川で足を滑らせた(だけの)次男を半狂乱になって心配する石田ゆり子、それを突き放した表情で眺める夫役の田中哲司さんの冷たい顔が素敵でした。

石田ゆり子の長男役の、この変わった空気感のひとは誰なんだろう?と思ったら関ジャ二のひとなのですね。
関ジャニといえば、全く関係ない話ですが、渋谷すばるくんを見るたびに、アイドルというよりロッカーみたいな顔に見えるなあと思います。町田康みたいな感じだなあと。



『八重の桜』で見た西島さんの上半身が鉄筋みたいですごかった。テレビで『サヨナライツカ』を見たときも「鍛えているんだなあ!」とびっくりした覚えがあるけど、あのときより固そうになっている気が。



今見ていたファミリーヒストリーからメモ。柳家小さんの言葉。「芸は人なり。だからこそ、心は清廉潔白でなければならない」そんなふうに考えたこと、なかった。芸事を、本当に長く太く強い目で見ているひとの言葉だなあ。