あまちゃん と V6の番組

あまちゃん』、楽しい。映る景色が明るくて美しくて、ほっとする。(『純と愛』は、画面が殺伐としていたのが辛かったからー)


夏ばっばの声が好きだ。東北弁特有の、母音があいまいになる発声が好きだ。近寄り難い厳しさがありながら、でもあたたかい声だ。


東北の訛りに耳が慣れているってほどじゃないけど両親が東北の人間なので、東北訛りを聞くことに関しては自分は全くのずぶの素人ってわけじゃないと思うんだけど、そんなわたしの耳には宮本信子のしゃべる声、言葉はすごく東北の空気が詰まったものに聞こえる。実際にほんものの地元のひとが聞いたらどうなのかわからないけど、いや、訛りの正確さはともかくとしても、『あまちゃん』における夏ばっばの声がよくて、訛った発声がよくて、聞き惚れてしまう。すごく好きだ。宮本信子の声を聞くだけで、北三陸という土地の匂いや肌触りや力や、生活の実感を感じる。


中学生の頃、初めて友達と一緒に観に行った映画が『お葬式』でした。いや、ほんとは別の映画を見る予定だったのだけれども、ちょっとしたハプニングで、見たのは結局『お葬式』と『カントリー』(ジェシカ・ラング主演の米映画)の2本立てでした。『お葬式』は、中学生女子が見るにはちょっとえぐい映画なものだから、しかも生まれて初めて映画2本を一気に見て、ひどくぐったりした。以来、『お葬式』主演女優であった宮本信子に苦手なイメージを持ってしまっていたのですが、『あまちゃん』を見て、ああ、素敵な女優さんなんだなあと毎朝感動しています。

渡辺えりは、確か山形の出身だと思うけど、台詞にあんまりネイティブな感じがしないなあ。
能年玲奈ちゃんはキラキラしているし、キョンキョンも美しいし、それに美保純が、いかにも彼女らしい存在感で海辺の田舎町にとてもはまっていて、綺麗で可愛いのも嬉しい。


ああ、宮藤宮九郎のドラマだなあ!




v6の特番、見ました。面白かった。けど、6人のうちで岡田君がやっていた役にだけは、萌えどころがなくってちょっと悲しかった。お金持ちで身体鍛えていて(この時点でちょっと嫌)、キスしたらそのままふいっと逃げてしまう。逃げるにしても、もうちょっとやり方あるだろうに。わたしこのひと(岡田君が演じているこの男のひと)、リアルに嫌いだーって、テンションが下がっちゃった。コントなのに。