岡田君出演の番組 3

今回の岡田君の怒濤のテレビ出演の中で、もっとも楽しみにしていた『ピカルの定理』を見逃してしまった!気がついてテレビをつけときは、既に本棚が倒れる寸前でした…ショック。まあ、しょうがない。そのうち見られることでしょう…



ふと、自分は芸能人としての岡田君に何を求めているのかなあと真剣に考えてみたのですが、単純に言えば、それがどんな媒体でも、笑わせてもらえたら最高に幸せって思っているような気がしてきました。そして、どういうわけか私は岡田君のことを「清潔な馬鹿」と思いたがっていて、できるだけそういう岡田君を見させてもらって笑いたい。だけどこの願望は一体どこからくるものなのだろう?ショタコンとか、そういう類いのもの?


実際の岡田君は、何に対しても飲み込みが早い頭の良さがあったり、知的な面があったり、時には気のきいた言い回しをすることもあったり、なにかの問題について熱く語るのを好んだりする人のように見えなくもないわけですが、でも岡田君のそういう面も自分にとっては、「知的なのにお馬鹿さん」というふうに、あくまでも馬鹿を強調するためのエッセンスとして受け取りたがってるような気が。


今まで放送された岡田君のCMの中では、『サランラップ』の、胸に「旭化成」の文字のTシャツを着てたくさんの外国人男性と一緒にいるシリーズが、地味に地味に変で好きです。それから、ドラマや映画で演じた役柄の中で好きだなあと思うのは…やっぱりぶっさんははずせないけど、でも『ホールドアップダウン』の汚い髭に長髪の沢村君も、全役柄の中で2位か3位か4位…を争うくらいの勢いで好きです。変で可愛らしくてロマンチスト馬鹿みたいなとこが。岡田君にしかできない存在感で笑わせてもらえるのが、すごくいいなあ、好きだなあ、素晴らしいなあ、と。


ピカルの定理』のコントは、まずコントって時点で嬉しくて楽しみで、きっとそこはかとなくおかしな岡田君が見られるんじゃないだろうかとすごく期待していたのですが……実際、尋常じゃない精神力でやりきっておられたようですね。途中から見ても衝撃的におかしかった。特に本棚を起こすところ。



そこでウルオスのCMなのですが。
はしゃぎまわる筋肉な姿に、ついに来るべきところまで来たなあと思い、最初見たときは若干ひいてしまいました。でもウルオスの一連のシリーズの中では、一番よい出来に仕上がっているのではないでしょうか。狙いが伝わるし。そして何度か見るうちに、案外これは自分が求めている岡田君像に近いような気もしてきました。とにかく馬鹿っぽいし。馬鹿っぽいし。馬鹿っぽいし。本当は、「おとなしい人がとにかくテンション上げて馬鹿」って感じがあったほうが好きなので、「おとなしい人」ってとこがあのCMを見ただけでは伝わらないんじゃないのかなって残念だし、「清潔な馬鹿」の「清潔」部分がいまいち薄いけど。が、見慣れるにしたがって、どんどん面白くなってきました。